フィリピンの国民的なおかず「アドボ」を、日本の食卓にもなじむようにアレンジしました。お酢の酸味をほどよく抑え、白いご飯と相性の良い、食べやすい味わいに仕上げています。
ポイントは、調理前に鶏手羽元を「ブライン液(塩・砂糖・水を合わせた漬け液)」に漬け込むひと手間。これにより、鶏肉がパサつかず、しっとりやわらかくジューシーに仕上がります。また、じゃがいもを加えて一緒に煮込むことで、ボリューム感があり、主菜として満足度の高い一品に。酢の酸味は加熱時にしっかりと飛ばすことで、まろやかなコクが生まれ、ご家庭でも作りやすい味になります。
アドボは家庭ごとに少しずつ味が異なるのも魅力のひとつです。フィリピンの食文化の豊かさを感じながら、ぜひ一度お試しください。
鶏手羽元の下処理をする。骨に沿って切れ込みを入れ、ポリ袋などでブライン液に1時間以上(可能なら一晩)漬け込む。
ゆで卵を作る。じゃがいもは皮をむいて卵と一緒に茹でる。
玉ねぎはスライス、にんにくは潰して粗く刻む。
フライパンに油をひき、手羽元を両面こんがりと焼く。
にんにく・玉ねぎ・黒こしょう・ローリエを加えて炒める。
ビネガーを加え、しっかり煮立たせて酸味を飛ばす。
醤油・水・砂糖を加え、じゃがいもとゆで卵も入れて蓋をして15〜20分煮込む。
水分が減り、ソースにとろみが出たら完成!
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